【3月24日】お別れの時

朝、母からの電話で起きる。

朝一から電話が来る事などないので、すぐにそれと分かりました。「お父さん、息してないって」。

直後に弟からの電話

泣きながら電話がかかってきました。「仕方ないよな。仕方ないよな。(涙)」と。

「分かってた事なんだから泣くな」と伝え、電話を切りましたが、悲しさと寂しさに覆われ、言葉では表現できない、何ともいえない気持ちがこみ上げてきます。

世界中の全ての人が通る道であり、通ってきた道だと思いますが、とんでもなく寂しい。

重要なMTGを済ませた後、帰宅

帰宅した時には、葬儀会社さんがドライアイスなどの対応を行ってくれていました。親族が訪ねてきてくれて、みんなが帰った後、静かな部屋で父と二人きりに。

合唱し、感謝の言葉を投げかけた途端、止められないほどの涙が溢れてきます。

肩の震えが止まりません。父とは色々とありました。

最後の最後まで、色々とありました。

ですが、たった1人の父である事、この世に生んでくれた事、父の失敗経験から色々と学ばせてもらった事、もう何もかも感謝でしかありません。

親の死というのは、こんなにも悲しく寂しいことなのかと痛感します。

いまでも、携帯電話にかければ出てくれるような気がしてなりません。

オペ適応外、ステージⅣの癌と闘病中の方へ

諦めずに食事療法・体質改善を徹底された方が良いです。どのような食事療法がよいか?というのは、ご自身で調べて、信じられる内容を実施するのが一番です。

父の場合、免疫療法ではデータ上は一定の効果が得られました。

心残りは、食事療法(ケトン体質)の徹底と、高濃度水素吸引を実施できなかった事です。日本以外の先進国では、抗がん剤一辺倒ではなく、人間の治癒力を重視する治療、食生活をはじめ、病気にならないための生活習慣が発展しています。

そもそも、お医者さんからは「抗がん剤は、根治できません。進行を遅らせるだけです。」

「基本的には毒なので副作用もあります。」と言い切っていますので、個人的には抗がん剤以外の治療方法を追求する事を推奨します。また、父は一時的に抗がん剤治療を行っていたので、色々と調べるきっかきになりましたが、私の気付きは以下です。

・抗がん剤で投与する薬の値段に驚きます。しかも国内メーカーは、ほぼ存在しません。

・高額な抗がん剤は、保険が適用され、保険制度を通して、海外企業へ支払われます。

・食の環境も日本は圧倒的におかしいです。海外ではNGとされている添加物、農薬を使用した小麦を中心とする穀物、成長ホルモンを使用した肉の輸入など、健康を考えた食生活どころか、発がんを促進する食生活に囲まれています。事実、先進国で唯一、日本だけが癌患者が増えているのは、あまりにも有名な話しです。

https://toyokeizai.net/articles/-/225693

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/40436?page=3

・色々と思うことはありますが、癌を患ってしまった以上は、向き合う他ありません。私が父と一緒に闘病して感じたのは、癌は余命を計画的に過ごせる・残された時間を何となく理解した上で過ごせる。という点です。ここだけは前向きに考えて、ご家族、友人、大切な方との時間を大切にして過ごす事ができると感じました。特に、まだ元気があるうちは、色々とやりたい事を、前向きに取り組まれる事をお勧めします。

ちなみに・・・父の四十九日に、母が持病の悪化で救急で運ばれ、約1ヶ月入院する事になりました・・・。こちらは、また追って。

【3月18日】初戦敗退も、、、TV中継にも息子の姿が映る。虫垂癌・腹膜播種 ステージⅣとの闘い

父の容態

いつ、息を引き取ってもおかしくない。というのが、訪問医師のコメントでした。こちらの投げかけに、なんとか目を動かして頷く事は出来る状況です。電話での会話はできません。

TV中継に息子が

甲子園・高校野球が大好きだった父。息子は、外野ノッカーの大役を仰せつかり、スタンドでの応援でしたが、TV中継にしっかりと写っていました。

奇跡です。大好きだった高校野球・甲子園、寿命もあとわずかという中での、甲子園出場。訳あって息子はメンバーには入っていませんが、そんな事はどうでも良かったのです。

末期がんの恐ろしさ

食欲を奪い、栄養失調・脱水症状となります。父の場合、最後の2ヶ月で一気にきました。なので、もしいま、癌と闘っている方、親族の闘病をサポートされている方がいましたら、それまでが勝負です。逆に、それまでは絶対に諦めないでください。

父の寿命まで、あと【6日】。

【2月27日】歩行困難となり、ベッドに寝たきりに・・・。虫垂癌・腹膜播種 ステージⅣとの闘い

父の容態

何とかソファーに座って、TVを視ながら、食事をして、会話をする。という生活を維持してきた父ですが、お風呂で転び、腰を打ってから、ベッドでの生活が中心になる。

食事も、ほぼ喉を通らず、水、アイス(ピノ1個)と、日を追うごとに、さらに痩せていくのがわかります。意識はハッキリしていますが、話しかけても返答のみで、会話までの発展はできません。

この頃、弟一緒にマッサージを。骨と皮になった父の身体に触れると、自分の力不足など、色々な後悔もあり、心が痛む。。。

春の選抜甲子園、抽選会

野球をやっていた父は、高校野球が本当に本当に大好きでした。
私も元球児で卒業した母校を、30年近く経っても毎年毎年、チェックしていました。

今回は孫の高校が選抜に出場する事になったので、もう少し元気であれば、甲子園に駆けつけたかったでしょう。息子は、高校1年生の夏に転校したので高野連の謎のルール「1年間公式戦出場停止」ということで、当然ベンチに入れません。

(高校総体連は、ペナルティ半年なのですが、野球だけが1年間なんです)

神様からの贈り物①

息子からLINE連絡があり、甲子園の外野ノック担当に指名されたとのこと。これにより、背番号をもらった選手とグランドに入るまでの一連の帯同を許されるらしく、息子は興奮気味。父に伝えると、頷くのみでしたが、どことなく嬉しそうな様子。

そして、抽選日を迎えます。

父の寿命まで【24日】

【1月2日】無事に年を越せました。虫垂癌・腹膜播種 ステージⅣとの闘い

父の様子は・・・

食欲が日を重ねるたびに、落ちています。大食家だった父ですが、麺もの、丼もの、寿司など、一人前どろころか半人前がやっとの状態です。

免疫療法の資金もショートした為、あとは、自己免疫力を高める食事しかない。との思いから

色々な免疫の話しをしました。

自己免疫を高めるために

  • 糖質は制限した方が良い
  • 添加物は回避すること
  • 腸内フローラー&腸内環境を整えること

などなどです。

間違った栄養管理

ただ、いま振り返ってみれば「糖質制限」だけは、止めることはできませんでした。

闘病生活を開始した直後に、教わったり、学んだりした知識を伝え、本人も実施してみると発信していましたが、糖質制限だけはどうしても止める事ができませんでした。

元々、糖尿病も患っていたので、お米が大好きでした。振り返ってみれば「食事療法」も間違いだらけでした。20年以上前から、糖尿病で通院していたのですが、カロリーを重視した指導でしたね。脂質に対して、非常にネガティブで「そば」などを選んでいました。

空腹にそばは、血糖値が急上昇して逆効果であるのは、今なら理解していますが、当時はそこまで強く発する事ができませんでした。

↑ 牧田先生の「糖質中毒」や

↑ 宗田先生の「ケトン体が人類を救う」

を、読んでみて我が国の「栄養管理指導」が、いかに間違っているか?また、糖質制限によって癌の発生リスクを低減する事なども知る事ができました。

再会を祈り・・・

痛みはなくても、明らかに弱ってきているのが分かり始めたのが、年始でした。何とか食事で復活できるようにと、癌を克服した方のブログを読み漁り、色々な商品を検討しはじめたのが、年始の休日中の作業となりました。

思い返せば、まだまだ元気だったと感じます。

父の寿命まで「2ヶ月22日」でした。

【10月上旬】腹水が目立つようになってきました。(余命「3ヶ月」の宣告を受けてから11ヶ月後)

10月上旬、腹水が目立ってきました。
胃の圧迫感に耐えられないとの事で、遂に腹水を抜くことに。。。

事前にネットで調べていた限りでは、腹水を抜くと一気に体調が悪くなるという記事や、闘病日記を確認していたので、新年を迎える事が私の目標となりました。

北海道の寮から帰省する、私の長男と元気なうちに会わせておきたい!

CARTという、自分の腹水を濾過濃縮して戻す方法もあるそうですが、苦しさに耐えられない様子だったので、免疫療法でお世話になっているクリニックで腹水を抜いてもらいました。

以降、2~3週間に1回の頻度で、12月までの間、腹水を抜くことになります。

腹水を抜くようになった時期から、食べられない日が徐々に増えてきました。具体的には、お蕎麦なども半分程度が精一杯。


腹水を抜くと、血液検査で著しく数値に現れるのが、次の3つです。

・タンパク質が異常に減ります。
・細菌免疫の主役である「好中球」も下がり、免疫力が低下します。
・血中酸素濃度も低下します。

平たくいえば、身体全体が弱ってきます。

腹水を抜いた後は「アルブミン」を点滴で補充しますが、やはり人工的につくられたタンパク質では不十分なのかな。。。

12月にCARTによる治療を検討しましたが、3日間の入院が必要との事で
父が拒んだ為、選択をしませんでした。

読者の皆さんに一つアドバイスができるとすれば、腹水が貯まる前に
いつでもCARTを利用できる体制を整えておいた方が良いかもしれません。

今となっては、CARTを選択した方が良かったのでは?という後悔もあります。

資金がショート。9月17日

(※バタバタしていて、更新できなかったのでポイントだけ更新します)

2月末~9月までの間、月2回ほど某免疫療法のクリニックに通院していましたが、遂に資金がショート。

腫瘍マーカーが下がってきていたので非常に残念。

ちなみに費用は、投与する薬によって上下動するのですが
ざっくり10~50万円/月です。

毎月、恐々としてお会計の時間を迎えていましたが
遂に資金ショートです。

・癌細胞側の状況
・癌を駆逐する健常な細胞の状況

を探りながら治療を実施していた途中でしたが、
残念ですが継続が困難になってしまいました。


NK細胞療法、ビタミンCなど、特定の投与薬に絞った方が良かったのか?
狙う領域を探る治療方針で本当に良かったのか?


ケモを止めて、ここまで元気に食事もできている事は
免疫療法のお陰なのか?


今となっては、わからなくなってきました。。。


ちなみに、以下は、毎日父がお世話になっている「温熱器」です。

温熱器
実物の写真がなかったので・・・

大変お世話になっている方から、頂戴しました。
感謝で頭があがりません。

がん細胞は42.5℃で死滅すると言われています。

温熱器だけでなく、41℃の湯船に浸かる→出てスグに保温する。

というのも、癌を患った方に限ったことではなく

身体に良いようです。

ケモ(化学療法)を止めました。

前回の腫瘍と腹水の増悪。という結果を受け

効果と副作用のトレードオフの関係を考慮して「止める!」という

判断となりました。


お世話になりました、築地の癌研には『緩和ケア』の体制を紹介して頂き

今後は、免疫療法1本に絞ります。

免疫療法1本と言っても、少量の抗がん剤は利用するので
副作用を最小限にし抑えて、人間が持つ免疫力で癌細胞と付き合っていきます。


ケモを止めているので、食欲や口内炎、声などの副作用はなく
現在は、手足の指の痺れだけが残っています。


● 2021年1月5日:328にまで上昇

● 4月16日:130まで低下

● 5月7日:37まで低下!!

● 6月4日:「29.8」まで低下!!!

● 7月30日:「17.7」まで低下!!!


その他も、

CEA → 1.5
CA19-9 → 5

と、数値上は平常値です。

あとは、癌の症状に効果・作用が働いてくれる事を祈るのみ!


しかし、毎度毎度、お世話になっている某クリニックは生きる希望をもらえる!と
父も元気になります。

生きる気力が一番大切ですからね。


末期がん患者さんの希望になれるように、動きがありましたら
改めて発信していきますね。



6月18日 CTの結果

先日のCTの結果ですが、診断結果は

 ・腹膜播種

 ・腹水

ともに、「増悪」とのこと。。。

「ケモを継続できないのであれば、緩和ケアをオススメします。」

との事。

まぁ、築地の癌研で、ケモ(化学療法/抗癌剤治療)をしないなら

そうなりますよね。

今日の先生は、忙しかったのか、怖かった・・・。

6月11日のケモを再びスキップ

ケモの副作用によって、抜歯が必要になり。
その影響から今回もスキップ。

副作用で残っているのは

 1)足の浮腫
 2)手足の指の痺れ

以上です。

口内炎は、ほぼ完治しており食事は元気に摂れる状況。


今後の治療方針は、

 ● CTで、これまでの治療結果を確認。

 ● 結果次第で、ケモの再開を協議。


免疫療法でお世話になっているK先生から、またもや嬉しいメールが!!!

父の腫瘍マーカー(CA125)の数が


● 1月5日:328にまで上昇

● 4月16日:130まで低下

● 5月7日:37まで低下!!

● 6月4日:「29.8」まで低下!!!


(*^▽^)/


腫瘍マーカーの数値減少が、癌腫瘍の減退ではないと理解していますが、モチベーションは上がりますね。


今週のCTの結果が、良い方向に動いている事を祈ります。


血便と副作用・・そして、原発巣が誤診かも!?

化学療法の薬を変えてから、副作用が酷い・・・。

との事。

口内炎の他、今までにない副作用は以下


1)扁桃腺の痛み

2)肛門の痛み&出血

3)足首のむくみ

ケモの履歴は ↓


また、免疫療法のK先生から

「原発巣は、虫垂癌ではないかも!?」

とのメールが。


次回の診察で、詳細を確認する事になりました。


改めて、共有しますね。

ではでは。