【1月21日】並木通りクリニックさんにて。虫垂癌・腹膜播種 ステージⅣとの闘い

父の容態が急変

年明け、実家から連絡があり、食事後に初めて吐いた。と連絡がり、急ぎ駆けつけたのが2022年1月10日から嘔吐が始まり、15日実家へかけつけ、18日に緩和ケアの病院に緊急入院し、父の希望で2日後に退院。今までにないほど容態が悪化していると感じてきました。

あきらかに、免疫療法を止めてから、徐々に体調が悪化してきました。

ここまでお世話になっていました、免疫療法のクリニックに通いながら、保険適用で処方可能な飲み薬の抗がん剤で、癌の進行を制御できないか?と主治医の先生は、考えてくださっていました。

ただ、食事がどうしても摂れない。とのことで、緩和ケア病院から退院後、この状態でも治療できる病院はないか?と、父が希望していたので銀座の「並木通りクリニック」さんに訪問。

今後の治療可否に関する診断結果は・・・

受付で父を見て、たったの1週間で、かなり痩せていた姿にビックリしました。

いま思えば、まだまだ、この時は元気な方でした。

緊急入院した緩和ケア病院のCTで診断して頂いた結果は・・・

食道まで、腹水が溜まっている状態。

腫瘍か消化機能の低下か、詳細は分からないが、とにかく正常に内臓が機能していないのが原因で吐いてしまったのだろう。とのこと。

「先生、治療はできるものでしょうか?」

という質問に、

「脱水症状気味なので、ちょっと今の体力だと治療は厳しいですね。回復してから検討をしましょう。」

という回答でした。

忘れる事ができない、父の姿と台詞

この時の落胆した父の姿は、今でも忘れられません。

がっかりと肩を落としながら「もう、、、諦めよう、、、」

と、、、

ちょうどその頃、30キロ代から奇跡の復活を遂げた方のブログと出会い、そのブログで紹介されていたクリアリブを知り、僅かな希望を抱き購入して送るのでした。

乳酸菌酵素 抽出液 クリアリブ

父の寿命まで「2ヶ月と3日」

【10月上旬】腹水が目立つようになってきました。(余命「3ヶ月」の宣告を受けてから11ヶ月後)

10月上旬、腹水が目立ってきました。
胃の圧迫感に耐えられないとの事で、遂に腹水を抜くことに。。。

事前にネットで調べていた限りでは、腹水を抜くと一気に体調が悪くなるという記事や、闘病日記を確認していたので、新年を迎える事が私の目標となりました。

北海道の寮から帰省する、私の長男と元気なうちに会わせておきたい!

CARTという、自分の腹水を濾過濃縮して戻す方法もあるそうですが、苦しさに耐えられない様子だったので、免疫療法でお世話になっているクリニックで腹水を抜いてもらいました。

以降、2~3週間に1回の頻度で、12月までの間、腹水を抜くことになります。

腹水を抜くようになった時期から、食べられない日が徐々に増えてきました。具体的には、お蕎麦なども半分程度が精一杯。


腹水を抜くと、血液検査で著しく数値に現れるのが、次の3つです。

・タンパク質が異常に減ります。
・細菌免疫の主役である「好中球」も下がり、免疫力が低下します。
・血中酸素濃度も低下します。

平たくいえば、身体全体が弱ってきます。

腹水を抜いた後は「アルブミン」を点滴で補充しますが、やはり人工的につくられたタンパク質では不十分なのかな。。。

12月にCARTによる治療を検討しましたが、3日間の入院が必要との事で
父が拒んだ為、選択をしませんでした。

読者の皆さんに一つアドバイスができるとすれば、腹水が貯まる前に
いつでもCARTを利用できる体制を整えておいた方が良いかもしれません。

今となっては、CARTを選択した方が良かったのでは?という後悔もあります。

資金がショート。9月17日

(※バタバタしていて、更新できなかったのでポイントだけ更新します)

2月末~9月までの間、月2回ほど某免疫療法のクリニックに通院していましたが、遂に資金がショート。

腫瘍マーカーが下がってきていたので非常に残念。

ちなみに費用は、投与する薬によって上下動するのですが
ざっくり10~50万円/月です。

毎月、恐々としてお会計の時間を迎えていましたが
遂に資金ショートです。

・癌細胞側の状況
・癌を駆逐する健常な細胞の状況

を探りながら治療を実施していた途中でしたが、
残念ですが継続が困難になってしまいました。


NK細胞療法、ビタミンCなど、特定の投与薬に絞った方が良かったのか?
狙う領域を探る治療方針で本当に良かったのか?


ケモを止めて、ここまで元気に食事もできている事は
免疫療法のお陰なのか?


今となっては、わからなくなってきました。。。


ちなみに、以下は、毎日父がお世話になっている「温熱器」です。

温熱器
実物の写真がなかったので・・・

大変お世話になっている方から、頂戴しました。
感謝で頭があがりません。

がん細胞は42.5℃で死滅すると言われています。

温熱器だけでなく、41℃の湯船に浸かる→出てスグに保温する。

というのも、癌を患った方に限ったことではなく

身体に良いようです。

ケモ(化学療法)を止めました。

前回の腫瘍と腹水の増悪。という結果を受け

効果と副作用のトレードオフの関係を考慮して「止める!」という

判断となりました。


お世話になりました、築地の癌研には『緩和ケア』の体制を紹介して頂き

今後は、免疫療法1本に絞ります。

免疫療法1本と言っても、少量の抗がん剤は利用するので
副作用を最小限にし抑えて、人間が持つ免疫力で癌細胞と付き合っていきます。


ケモを止めているので、食欲や口内炎、声などの副作用はなく
現在は、手足の指の痺れだけが残っています。


● 2021年1月5日:328にまで上昇

● 4月16日:130まで低下

● 5月7日:37まで低下!!

● 6月4日:「29.8」まで低下!!!

● 7月30日:「17.7」まで低下!!!


その他も、

CEA → 1.5
CA19-9 → 5

と、数値上は平常値です。

あとは、癌の症状に効果・作用が働いてくれる事を祈るのみ!


しかし、毎度毎度、お世話になっている某クリニックは生きる希望をもらえる!と
父も元気になります。

生きる気力が一番大切ですからね。


末期がん患者さんの希望になれるように、動きがありましたら
改めて発信していきますね。