1/20【主治医との診察】


国立某癌研究センター病院の主治医の診察・面談。


今日は、いよいよ草津での腹腔鏡検査を伝えなければ・・・。


はぁ・・・ 〣( ºΔº )〣



しれぇーっと面談に来たが
以下の通り草津の予定は組んでしまっている。


今後の予定は以下。

 ・26日入院
 ・28日に腹腔鏡で検査(手術適応可否の判断)
 ・約1週間くらい入院



ただ、少しでも可能性があるなら
本人がやる気満々なので

主治医のY先生が何を言おうが
やはり可能性は追及したい!!!! 
(ฅ`ω´ฅ)


勇気をもって、診察に行った事を伝える。


すると・・・

Y先生 「転院したらどうですか?」

 「腹腔鏡検査だけやって、戻ってくるのはダメですか?」


Y先生 「船頭が2人いるとうまくいかないと思います」


 「手術適応となっても、リスクもあるので・・・」
  「腹腔鏡検査だけでもダメでしょうか?」


Y先生 「あのね。腹膜播種というのはね。紙に黄な粉を振りかけて、トントンと振り払って、残っている粉が画像に映るの」


Y先生 「だからね。映っている以上に広がっているはずなの」
    「手術の可能性がある。って癌を知ってんのかって感じ」



(おいおい、めっちゃ怒ってるやん・・・)

(親身に考えてくださっているから。というのは分かる)

(わかるけど、頼むわ~。少しの可能性でも追いかけたい)



とりあえず、面談を終え父と弟と作戦会議。


三人の意思は、草津で固まってる。


もう行くしかない。








1/14・15【いざ滋賀へ!①】

●1月14日 

 翌日の草津総合病院での診察と検査に備えて移動。
 南草津駅を目指し出発。
 


結局、今の主治医には内緒で行くことに。


父と2人での遠距離移動は、初めてといっても良いくらい。
道中、久しぶりに色々と会話。



京都駅からが、ちょっとややこしいです。




 👆

京都駅からは、Aの琵琶湖線に乗る!!
京都の次の駅が【山科】⇒【大津】だったら正解!

実は、この日

2度間違えて【京都-南草津】は20分くらいの距離を
1時間も費やしました・・・



同じホームでちょっとややこしいので注意してくださいね。


宿泊先は 👇

【アーバンホテル南草津】

南草津駅改札を出て、左に曲がって階段を降りて
徒歩1分で着きます。


この日はホテルのレストランで(カレーが美味!)食事を済ませ
翌朝に備えます。

なんか、食事中に色々と親父と会話できてよかった。
癌と引き換えに、大切な時間をもらえた。



●1月15日

朝10時にM先生の診察のため、9時30分に到着。

現在お世話になっている、国立某癌研究センター病院と比べれば
コンパクトですが、思っていた以上に大きい!

(ちなみに、、手前が私の父です)

M先生の話しでは
腹腔鏡でお腹に3つほど穴を開けて、直接調べた後
手術の可否を判断するとの事。

今後の予定は以下。

 ・26日入院
 ・28日に腹腔鏡で検査(手術適応可否の判断)
 ・約1週間くらい入院


M先生 「20日のケモは、スキップしてくださいねー」

父・私 「20日の予定でしたが、元々無くなったので大丈夫です!」

父・私 「現在の主治医とは、どうしたら良いですかね・・・」

M先生 「うちで腹腔鏡検査したら、転院になっちゃうんですよね?」
    「検査やったら、戻ってきても何ともないんちゃうかなぁ」

(先生、全然大丈夫じゃないんですよ・・・)

(はっきり、言われました。。。船頭が2人いては上手くいかないので)

(手術適応を求めるなんて信じられない。と)



父・私 「まぁ、宿題としてちょっと考えます。」

M先生 「仮に手術をやったとしても、近くで見てもらえる病院を探した方が楽だし安心だからね。まぁその時に考えましょ。」


私たちは大きな宿題を抱え・・・ orz

その後、父は

CTやら血液検査やら諸々と実施。薬関係の共有も終え
最後に入院手続きを行い、15時前に全て終了。


父の様子がすごくお疲れだったのと、電車の込み状況が気になったので
病院からタクシー(約1万円くらい 汗)で京都駅へ向かい帰宅。


次に滋賀に来るときは、いよいよ手術適応可否の検査だ!!!



あっ、最後に。

草津総合病院の入院手続き中に、アーバンホテル南草津の優待券を頂きました。

なんと!!!! 

6,000円 ⇒ 3,000円で宿泊できます。

こんな事までして頂けるなんて、本当に親切な病院!!!!








12/31【久しぶりに父と会う】


子供たちを連れて、両親の元へ。 

父はアジが好物なので、事前にアジ釣りに行ってたので
走水のブランドアジを食べてもらう。


喜んでくれてよかった。


が・・・


会話をしていても、どこかちょっと上の空でオカシイ・・・
(ぼーっとしてる)


鼻血は突然でるわ、声もかすれて出ない。


万が一のコロナが怖いので、ほんの少しだけ滞在してスグに帰宅。

12/28【父、退院】


入院中、抗がん剤の副作用で食事が摂れず、7㎏痩せたとの事。


闘病日記など、色々と読んでいたので予備知識はあったにせよ、恐ろしい治療だな・・・と改めて。



電話の声はかすれていた。ちょっと心配。

12/26②【セカンドオピニオン】

滋賀の草津総合病院のオンラインによるセカンドオピニオン。  


滋賀に行くことも覚悟していたが、CLINICSというアプリでオンライン受診が対応可能だったのでオンラインで実施。(料金は25,000円)

時間になって接続してみると、瞬時に感じの良い人だと分かるM先生が画面に登場。

国立某癌センターの主治医のY先生と全く異なるタイプの先生。
土地柄なのか?  (゜。゜)


こうも違うんだというくらいタイプが違う・・・。

さて、このM先生。

事前にネットで調べていたのですが、腹膜播種では国内で1,000件以上も実績をお持ちの知る人ぞ知るスーパードクター。



事前に、国立某癌センターに準備してもらったセカンドオピニオン用のデータを一式郵送していたので、こちらの資料をベースに簡単な診断などの説明を受ける。


M先生 「腹膜播種という診断ですが、このCTだと、この辺かなぁ」
    「腹水は少し見受けられますが、そんなには酷くないですね」
  


私 「先生、手術適用外と診断だったのですが、適応という可能性はあるのでしょうか?」



M先生 「うちは小腸に転移していなければ、他にも条件ありますが、他で手術適応外の患者さんで手術の実績はありますよ」



あのですね。

こちらは、手術適応外と言われて、抗癌剤治療を継続しても最長2年という最後通告を受けている状態なワケですよ。(◞‸◟)




そんな状況下で、M先生の言葉だけで


「希望」という言葉が顔を出してくれたんです!!!!!!


ぬぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ 


୧| ” •̀ ل͜ •́ ” |୨  ୧| ” •̀ ل͜ •́ ” |୨  ୧| ” •̀ ل͜ •́ ” |୨ 


と。


リスクに関しても正直に発信をして頂けた。


手術適応かどうか?は、腹腔鏡で中を見ないと分からないとの事ですが

「可能性はゼロではない」という話をしてもらえる事が、本人の希望につながると思い、とっても嬉しかった!!!!!!


方針としては、一度滋賀に行って、診察を受ける事に。


ただ、ここで一つ問題が。


現在お世話になっている、「国立の某癌センター」の主治医S先生は
滋賀の腹膜播種センターに関与するとある医師に対して、あまり良い印象を持っていない様子で・・・




「手術適応」という答えを得た時は、正直に伝える必要が出てくる。。。


ただ、遠方の患者さんは、地元での病院とは仲良く。というのが大切らしいので。

伝えたら、転院を進められそうだし・・・ (_ _|||)

セカンドオピニオンの紹介状にも
患者と長男が転院を望むなら転院もどうぞ。みたいなコメントが書いてたし・・・ (_ _|||)




不安を残し、次回診察を1月15日で予約を完了。。。









12/26①【第1回 抗癌剤治療 4日後】


弟から「今日、かなり具合が悪いようだ」と連絡を受ける。

抗がん剤の副作用。

主な症状は(個人差があるようです)

  ・手の感覚が、氷を持っているような感覚になる  
  ・声がかすれる  
  ・鼻血が突然出る  
  ・重度の吐き気と気持ち悪さ
  ・手や足の皮膚がボロボロになる


親父、頑張れ。


1日でも早く、癌細胞だけを攻撃してくれる新薬が、開発されないものかと本当に思う。

12/22【第1回 抗癌剤治療 1日目】

父は、

抗がん剤治療に備え入院。


抗癌剤を投与するための「中心静脈ポート」と呼ばれるポンプのような物を、右胸に取り付ける簡単なオペを行い、化学療法に備える。
 

投与中、糖尿病を持っているからか?抗癌剤の副作用で血糖値があがりインスリンを打ったとの連絡を受ける。その他の副作用は、大した事はないとの事。


私は

一縷の望みにかける思いで、26日に滋賀の草津総合病院のオンラインによるセカンドオピニオンを予約。 

12/16【何となく分かった事】

● 手術適応について   

病院によって、手術適応の範囲は様々だという事。   
厳密には、国が定めたがん治療のガイドラインを重視するか否か?   
医療裁判など怖いし、国のガイドラインありきの病院が大半だろうと思った。


● 保険について

先進医療特約とか、保険会社はよく言ってるけど、意外とそれにあたるケースは少ない。且つ、コロコロ変わる。「癌」の診断時に支払われる金額が大きい方が選択肢は広がる。150万~250万円くらい出ると選択肢は格段に広がる。月額負担増えるけど・・・


● リスクについて
   
患者自身も物差しが様々であるように医師も物差しが様々だなと。


● 選択について

何を選択しても「延命」にしか過ぎないと、つくづく痛感。72歳なので、穏やかな延命処置・本人が後悔をしない選択をどうサポートするか?  


● 向き合える時間を頂けた   

ここは特に、癌患者の親を持つと感じる人は多いんじゃないかなぁと思います。私は神奈川に住んでおり、子供が大きくなるにつれて両親と会う機会だったり、一緒に時間を過ごす機会が減っていた。普段なら電話しない事も、電話の頻度が増えたり、これはこれで、親を再認識する良い機会になったのかな。と思えてきた。




未知の領域なので、少し不安だけど兎にも角にも、今は元気で会話ができて、食事できる父の状態は本当に有難い状況。



今は、本当に末期がん患者か?と信じられないくらい元気です。

12/15 【検査結果】

検査結果は、転院時(前の病院のデータ)と同じく以下。


———————————————– 
・病院:国立の某癌センター 
・診断結果:手術適応外 
・余命:2~3ヵ月 
・ステージ:Ⅳ 
・延命:2年(抗癌剤治療) 
———————————————–

主治医のDrとのやり取りは、以下な感じでした。


 Dr.「現代の医療治術では、根治は不可能。」 
   「抗がん剤治療による延命しかない。」


 私 「自由診療でも効果的な施術はないのでしょうか?
    腹腔内化学療法とか、どうなんでしょうか?」


 Dr.「ネットで書かれている事を鵜呑みにしないでくださいね。当院は、国が認めた保険適用の治療をベストと思って患者さんに提案しているの」


 私 「セカンドオピニオンは受けたいので、必要資料は提供していただけますか?」


 Dr.「もちろん出しますが、治療する病院はどこにするか決めてください。すぐにでも治療しないと、非常に危険な状態です」  



と、なんというか微妙な空気に。。。

整理すると

 ・国が指定しているガイドラインありきで判断している点 

 ・金儲け主義の輩が多いので、鵜呑みにしないように 

 ・癌の症例や患者さんを相当数見ていると思われるので、型を持たれている。


こんな感じです。

本人は、まだ生きたい意思が明確なため
私自身も、親孝行と言えることは
何もしてないので固めた方針は以下。

 ● まずは、国立某癌センターで治療を行う。

 ● 滋賀の病院で、セカンドオピニオンを受ける。
  この結果次第で、今後を再度検討する。

絶対に諦めないぞ!

12/8 【癌と診断されるまで】

弟から連絡が入り、 

父(72歳・糖尿・高血圧)が
「虫垂癌」原発巣の「腹膜播種」という診断を受ける。

ざっと内容は以下。

———————————————– 
・病院:国立の某癌研究センター
・原発巣:虫垂癌(大腸がん) 
・診断結果:手術適応外 
・余命:2~3ヵ月 
・ステージ:Ⅳ 
・延命:2年(抗癌剤治療)
———————————————– 

実は、父はTS大学●川病院にずっと通っていました。 
胃と腸の間にポリープがあり、癌化しないか? 
定期的に確認していきましょう。という方針で通っていました。


大腸検査はやっていましたが、ググってみれば情報はありますが
虫垂癌って発見が遅れるんですよね。


腹痛の症状が出始め、2回ほどTS大学●川病院で検査を行ったのですが
原因がつかめず「もう少し検査をさせてください」と言われ
さすがに、これはダメだという事で


国立の某癌研究センターに紹介状を書いてもらい
TS大学●川病院のデータを基に診察を受けて

すぐに、診断ができました・・・。

「実際は検査しないと何とも言えないけど、腹膜播種の影が見える」
(おい!まじかよ。。。TS大学●川病院は分からなかったって事?)


との事で、父は翌日すぐに検査入院。

その頃の(虫垂癌)症状

———————————————– 
・下腹部に痛み
・夜中に寝返りしても痛みが生じる
・便をする際も痛みが伴う
・食欲はある(傍から見ると極めて元気)
———————————————– 

こんな感じです。

もっと早くに、他で検査をしていれば・・・。 

という後悔が感情を覆いましたが、後悔しても仕方ないんですよね。。。

Googleで「腹膜播種」「末期癌」などなど検索をして
基礎知識を蓄え、保険適用外の治療なども具体的に調べまくる。

調査した結果、理解したことは以下。

———————————————– 
 1)腹膜播種は、抗癌剤治療の効果が得難い
   ⇒ 細い血管しかない為。

 2)外科的処置(オペ)は、対象外になる事が一般的
   ⇒ 医師曰く、国が指定したガイドラインがある

 3)自由診療について
  ・腹腔内に、直接抗癌剤を投与する方法(1回15万円~)
  ・NK細胞療法という治療方法(6ヵ月約200万円)

 4)国内に数名だが、果敢にオペを選択する医師も存在する
    ⇒ 医師によっては無謀・金儲け主義という人もいる

 5)海外では500超の医療機関が手術適用と定義している
———————————————– 

今後の方針としては、以下の二択。

 選択1)国立の某癌研究センターで抗癌剤治療を行う。
   
根治は出来ない。けど治療を続けるべきなのか?

 選択2)セカンドオピニオンを受けて、再度判断をする。
   滋賀の名医と呼ばれている人に予約をしてみる。

  

いずれにしても、まずは国立の某癌研究センターにお世話になり、詳細検査を行った後に考える事に。